中国のコロナウイルスの影響(全人代編)

中国の全てが決まる会議!?

5月22日に 全国人民代表大会(全人代)が開幕しました。 全国人民代表大会(全人代)とは日経新聞よると

「日本の国会に当たる。中国の憲法で「国家最高権力機関」と位置づけている。憲法の改正や法律の制定、国家主席の選出などをするが、実際はすべて中国共産党の指導の下にある。首相が示すその年の経済成長率の目標や、国防費の伸び率に関心が集まる。会期は10日前後で、1998年から2019年までは毎年3月5日に開幕していた。」

とあります。つまりここ20年は必ず3月5日に開幕していたものを異例中の異例で5月22日に延期したということです。コロナウイルスの影響がいかに大きいか分かりますね。

通常は経済成長率や将来への展望などバンバン成長軌道をアピールしてきていましたが、今年はさすがにそうもいかず、経済成長率も発表しない模様です。コロナウイルスはもちろん、香港情勢も、米中摩擦もまだまだ予断を許さない状況のなか中国首脳の人たちは当分難しい舵取りになりそうです。

一方、一般庶民はこの全人代をどう見ているのでしょうか?

結論から言うと「全く関係無い」と思っています。テレビでもネットでもニュースはバンバン流れていて盛り上がっているように見えますが、庶民がこの話をする事はありません。もちろん一部の意識高い系の人々は政府の最新動向から経済情勢がどのように変わるか食い入るように見つめている人もいるでしょうが、一般市民には関係無い話とスルーされています。

日本でも若者の政治離れが叫ばれていますが、中国はそれ以上に離れています。自分の生活に集中し、政治は一部の人(共産党員)に任せるという人が多いように思います。また、下手に政治的発言をすると何かしらのしっぺ返しを食らうという恐れもあるかもしれません。コロナウイルスで混乱状況にある中でもお上のお達しに(表面上は)従い、淡々と日々の生活を暮らしている状況には日本人として違和感を少しの怖さを感じるところです。

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