中国のコロナウイルスの影響(健康監視編)

粤康吗 Yue Keng ma コロナウイルス
粤康吗

個人の健康状態まるわかり!?

中国では2月から最近まで厳しいコロナ対策規制がかけられてきました。

日本のような「自粛」ではなく「強制」的な規制です。

マンションは別の投稿でお話しましたが、2月中はマンション以外では

強制的に閉鎖となっていました。学校はもちろんですが、会社も

生活必需品を売る店以外は全て閉鎖されていました。3月に入り徐々に規制が

緩んで再開する店も増えてきましたが、入門規制で体温測ったり、

身分証の提示を求められたりしました。

これぐらいは他国でもやっているところはあるでしょうが、中国では

それにどどまらず携帯の電波受信記録から所有者の移動履歴を把握し、

QRコードを読み込むとその移動履歴が表示されるシステム使用した

入門規制を店舗や施設に義務づけました。日本ではプライバシーの侵害で

大問題になりそうな政策ですが、中国では誰もが当たり前といった様子で

受け入れ、店の前でQRコードを読み込む風景が見られました。

さらに監視のシステムは発展?して本人だけでなく、同居人などの情報も

含めた健康状態監視システムを速攻で作り上げています。広東省では

粤康吗(ユエカンマ)」という名前で呼ばれ、QRコードを読むのは同じですが、

読み込み後に移動履歴が出るのではなく、青表示か赤表示が出ます。

青だと健康状態問題無し(コロナ感染なし)と判断され、入門可能となります。

赤だとコロナ感染可能性有りということで入門できません。

ちなみに上記の 粤康吗 は広東省のシステムで、他省では別の呼び名になっています。

(例えば重慶市では「 渝康吗(ユカンマ) 」

この「 粤康吗 」は中国人の身分証明書のIDと紐付けられており、外国人は

中国人と同じ方法では登録出来ません。外国人専用のページにアクセスして

パスポート情報などを登録する必要があります。

粤康吗
粤康吗 のQRコードを読み込んだ後に表示される画面。左がOK,右がNG

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